中級クラスの価格帯の当歳をUPしました。品質は吟味しているので、ナンキンとして外れはありません。
飼育によって、更にランクアップする魚がいます。
《飼育温度、給餌について》
※12月1日現在の当ショップの外のストック水槽の一日の平均水温が14度℃で、まだ一日一回の少量の給餌が可能の状態です。
そろそろ、12度℃(13~15度℃)付近になると餌を止めることになります。
※12月に入って水温が10度℃近くなると冬越しの用意をします。別の容器に飼育水を1/3程残した中に魚を入れて置いて、住んでいた池の掃除をして新しい水を半分~2/3貯めてこれを残しておいた上水のきれいなところを網で越して水槽に戻し、その中に魚を返します。容器の周りの断熱を考慮しながら池に網を張り、鳥や獣に取られないように、また雨水が入らないよう波トタン等で蓋をして重しをして置きます。この時期は池に対して適切な数であれば、エアレーションは必要ありません。ろ過も止めて春には古い濾材は再度使用しません。魚を起こすのは3月に入って、平均水温が10度℃~13度℃以上が続くようになってから起こす用意をします。
※店内のストック水槽の平均水温は22度℃で、こちらは一日の餌を3回に分けて給餌しています。
※外で、平均水温12度℃以下は餌を与えません。平均13度℃~15度℃以上の日が続くなら一日一回極少量の低蛋白の生菌配合の餌を給餌、16度℃で一日2回少量、20度℃で一日3回の給餌給餌が目安です。
金魚は胃袋がなく、腸に直接はいるので、水温の低い時は消化不良から体調不良、病気を引き起こす原因になることが多いので、注意が必要です。低水温での給餌は百害あって一利なしです。低蛋白で、消化の良い生菌配合の飼料(低水温用の餌・・・12度℃以上、もあります)を使用してください。
※冬季の室内で飼育の場合は水温の変動に注意します。朝10時の水温が一日の平均水温になるので日頃から水温に注意します。更に、サーモスタット、ヒーターで加温して飼育すれば冬の間も楽に飼育が楽しめます。但し、温度をかけた場合は夏場の様に水も劣化してくるので水槽の定期的な水替え、濾材管理等は必要になります。ろ過に関しては、エアーリフトを利用した手入れの簡単なものでも結構おすすめです。上部フィルター、外部フィルター使用も設置当初は大変効果的です。注意しなければならないのは最低でも月に1回程度は中の濾材の部分交換洗浄(ウール等は交換)等はしていかないと窒素酸化物が濾材に溜まって、PHの低下と、ヘドロの過多により、金魚の不調、病気を引き起こします(いくら良い設備でも濾材管理、水替えが大切です)これらの機材に殺菌灯を加えれば定期的な手入れをするという条件で更に安心して飼育が楽しめます。
加温していれば、いつも金魚が泳ぎまわり、成長する姿が楽しめますが、給餌過多や、もし動きが悪くなったら、原虫等の寄生虫や、それの原因で細菌性の病気で血が滲んだりした時は、早急に処置すれば1週間程度で回復して、良く泳ぐようになります。その時は適切な駆虫薬で、繊毛虫や鞭毛虫の駆除をします。池の水量を計算して適切な使用量を守れば、とても効果があります。これは、秋の終わり頃や、春先もおなじです。
※また室内飼育で大切なのは、照明です。一日8時間程度は水槽用の照明を点けてあげてください。暗い所で飼育していると、健康の為にも良くありません。色艶が無くなり、病気に弱い金魚が育ちやすくなります。間接でも明るい場所なら点けなくても大丈夫です。
こうした、小さな注意を守れば、冬季でもいづもナンキンを快調に飼育することが出来ます。
競って餌を欲しがって寄ってくるナンキンの可愛さに癒される事請け合いです。